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■ミシュランビブグルマンの蕎麦

『人形町』駅から甘酒横丁を抜けて『水天宮』方面へ。『水天宮』交差点を左折し2つ目の信号を右折。『ENEOS』の1本裏にこの名店があります。

 

こちらのお店の店主、金子氏は、神楽坂の名店『蕎楽亭』で10年修行したのち、2015年8月に『浜町かねこ』を開店致しました。

そしてその『蕎楽亭』とともに『ミシュランガイド東京2018』にてビブグルマンに選出されています。

 

東京に約3,200店以上あるという蕎麦店の中から

ミシュランガイド東京2018で選ばれているのは

1つ星6店舗

ビブグルマン20店舗の計26店舗なのです。

(データ引用:都道府県別統計とランキングで見る県民性 2018年3月現在)

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2月中旬、土曜日13時00分頃にお伺いしました。

 

人気店なのでお客様は絶え間なくいらっしゃいますが、この日はカウンターのお席に若干の余裕があり並ばずに入店できました。

 

一歩店内に足を踏み入れると、店主や職人さんたちの気持ちの良い挨拶とともに席に案内されます。

 

内装はとても綺麗で落ち着いた雰囲気。厨房を望む白木のカウンターがお店奥に向かって伸びています。

高級感のある雰囲気を作り出していますが、丁寧ながらも笑顔を絶やさぬもてなしとお席とお席の間隔が広いこともありゆったりとしたお食事の時間が過ごせるでしょう。

 

1階はカウンター8席に小上がりの個室の12席、2階には座敷とテーブル席の18席と計30席が用意されています。名店でありながら『お子様からご年配の方まで幅広く気軽にお蕎麦を楽しんでいただけるよう精進しております。』がコンセプトですので、ご家族やグループでの来店からお1人での来店まで向いています。

この日は女性お1人のお客様も複数いらっしゃりお酒を楽しむ方から蕎麦を楽しむ方まで様々です。

 

こちらで『蕎麦』とともにぜひいただきたいのは名物の『天ぷら』です。

カウンター越しには海老や穴子の泳ぐ水槽が設置されており、季節の魚を新鮮な状態で天ぷらにしてくださいます。

盛り合わせだけでなく、単品で20種類以上から選ぶこともでき、その味わいは1流の天ぷら店さながらの味。

酒肴はグランドメニューを含め常時30種類以上が用意され、福島県会津産の日本酒を中心に、常時13種類以上の銘柄が揃います。

季節によって限定の地酒もご提供くださいますので、夜の来店には予約して伺うのがよろしいでしょう。

 

■瑞々しき蕎麦

【穴子天ざる】 

1,600円(2018年2月現在)

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『薬味』や『つゆ』があつらわれ、程なく『蕎麦』が提供されます。薬味は”ねぎ”と”わさび”が用意されます。
 

■わさび

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『わさび』の美味しさのポイントは”粘り”と”きめ細やかさ”です。

これは『わさび』の細胞が壊れることで香りや辛味成分が生成されるからです。

お寿司屋さんが包丁の背でわさびを叩くのも粘り気を出して風味を増すため。

 

こちらのお店の『わさび』は粘りがしっかりとして、きめ細やかさがあり、香りが良い品です。

 

■つゆ

まずは、つゆの濃さと風味を少し味わいました。濃いめつゆは鰹節の風味が口いっぱいに広がり芳醇な醤油の香りが余韻を残します。

返しはとげや角があるものではなく、まろやかさや円熟味を感じさせ蕎麦の香りを引き立てます。

 

『返し』は一般的には醤油と砂糖を混ぜ合わせた後に熟成させることで

醤油の角をとり味わいを深めたもので、大きく分けると3通りの手法があります。

 

1.本がえし

醤油と砂糖を加熱して合わせたもの。

2.生がえし

醤油と砂糖を混ぜて加熱しないもの。

3.半生がえし

加熱したものと、しないものを合わせる手法。

 

これらの製法や、味醂などの追加材料にねかせる期間はお店により様々で

こだわりのお蕎麦屋さんでは半年間も熟成させることもあり、味の違いが強く表れるところでもあります。

 

■蕎麦

まず特筆すべきは、その瑞々しさです。『戸隠蕎麦』に匹敵する程に瑞々しく濃緑灰色の蕎麦は白や黒の『星』が散りばめられ、照明を反射して美しく輝いています。

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瑞々しくも繊細な細さながら、1本1本が見事に均一な状態に揃っており『ノシの精度』と『切り』への姿勢が伝わります。

 

麺類は総じて提供されてからの時間が勝負ですが、特に秒単位で乾燥し風味が飛んでしまうのがお蕎麦の宿命。

 

香りが良いうちに2~3本まずは何もつけずにそのままいただいて他の蕎麦屋との違いを確かめるのも楽しみの1つです。

 

ツルツルとしたのど越しの良さはもちろん口中にふわりと香る蕎麦の香りは最高。噛みしめるごとに、ほんのりとした甘みが広がっていきます。

 

次は、わさびを箸でつまんでそのまま蕎麦をつかみほんの少しだけ”蕎麦つゆ”をつけて一気にすすります。

『わさび』の辛みが蕎麦の甘みを際立たせ、『わさび』と蕎麦の香りが混然一体となり抜けて行くのもたまりません。

 

こちらのお蕎麦は、福島県会津柳津産と茨城県桜川市岩瀬町産を主に仕入れているそうです。

お店で石臼を用い挽くことで香り高く上質な十割蕎麦に仕上げています。

 

■てんぷら

【穴子のてんぷら】

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綺麗に揚げられた穴子は、口に含むとサクサク、ジュワーっと穴子の旨みと香りが広がり絶品。

水槽で泳ぐ穴子をお店で捌いて提供してくださるので新鮮で濃厚な味を堪能できます。『旨み』を閉じ込める絶妙な揚げ加減も職人の技です。

 

■そば湯

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程よい白濁で滋味深いそば湯です。

 

そば湯にはルチンという成分が含まれており、高血圧や動脈硬化に効能があり抗酸化作用もあると知られています。

身体も温まり出汁の新たな風味にも導かれますのでぜひ、残ったそばつゆを割って味わってください。

 

 

『新そば』の時期の『蕎麦』は言うまでもなく美味しいですが、私は真冬の『蕎麦』も好きです。厳寒期は新そばが成熟して最も美味しくなる時期で、この時期に石臼で製粉してくださる『蕎麦屋』では『新そば』とは異なる『糖化』した蕎麦の旨みが味わえます。

 

『蕎麦どころ』に住んでいたことがあり、私も趣味程度に蕎麦を手打ちしますが、こちらの蕎麦は本当に美味しいです。

洗練された香り高い『蕎麦』は絶品というほかありません。『天ぷら』の美味しさも『蕎麦屋』の中では一つ抜きん出ており、これはぜひ通いたいオススメの名店です。

 

 

【紹介したメニュー以外の代表的なメニュー】

(ランチメニュー)

海老天ざる         1,600円

ウニ天ざる         1,700円

ざるそばとかけそばセット  1,200円

天ぷら盛り合わせ      2,200円~

天ぷら単品(20種類以上)   480円~

 

その他蕎麦、旬菜メニュー多数有

 

(ディナーメニュー)

ざるそば               900円

鴨ざる            1,600円

天ざる(才巻海老、穴子、野菜)2,200円

きざみきつね         1,000円

肉そば             1,000円

 

天ぷら盛り合わせ       2,200円~

天ぷら単品(20種類以上)    480円~

 

その他、日本酒十数種類、蕎麦、旬菜メニュー多数有

 

 

【浜町かねこ までのアクセス】

東京都中央区日本橋浜町3-7-3

 

【駐車場】

無 『水天宮前』や『明治座』方面など近隣に有料駐車場有

 

【電車の場合】

地下鉄『人形町』駅から徒歩約8分

地下鉄『水天宮前』駅から徒歩約5分

地下鉄『浜町』駅から徒歩約7分

 

 

【営業時間】

月   17:30~21:00

火~金 11:30~14:00 17:30~21:00

土   11:30~14:30

 

【定休日】

日曜日・祝日

 

【公式HP】

https://www.hamachokaneko.com/



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