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外は香ばしい生地がカリッと、中は甘い餡子がぎっしりで、見た目は可愛らしい『鯛』の形。そんな昔ながらの人気スィーツ『たい焼き』の名店がこの四ツ谷にあります。

 

■『東京三大たい焼き』の名店

『四ツ谷』駅から新宿通りを新宿方面へ。『三井ガーデンホテル四ツ谷』の交差点から『東急ステイ四谷』の手前を左折して路地に入ると右手にお店が現れます。

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こちらのお店は、麻布十番の『浪花家総本店』人形町の『柳家』に並ぶ『東京三大たい焼き』と称される名店です。お店は、左手がガラス張りの厨房、右手がお会計とイートインスペースになっています。

 

行列はお会計スペースからガラス張りの厨房の前を通りお店を囲むように並んでいきます。並んでいる最中、職人さんの鮮やかな手さばきで『たい焼き』が焼きあがっていくのを見ることができるのも醍醐味の1つ。

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2月中旬の金曜日18時15分頃にお伺いしました。行列は30人ほどでしたが、手際よく販売されていくので、およそ20分ほどで購入できました。

【2月中旬 金曜日 夜の行列状況】

18:00 待ち人数 約30名

18:20 待ち人数 約30名

 

■一匹ずつ丁寧に焼き上げるたい焼き

【たいやき】 

150円(2018年2月現在)

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なんといってもこちらの『たい焼き』の特徴は天然ものとよばれる『たい焼き』だという点です。

 

実は『たい焼き』には『天然もの』と『養殖もの』があり、その違いは『焼き方』にあります。『養殖もの』は『たこ焼き』のように鉄板の型を使い複数個を一度に焼きあげる手法。

それに対して『天然もの』は特製の型を用い文字通り焼き魚のように1匹1匹火にくべて焼き上げていきます。これは決して『味』の優劣を分けたものではありませんが、『天然もの』にしかない焼き上がりの香ばしい香りやパリパリした食感は『天然もの』ファンを魅了し続けています。

 

まずは焼きたてを1匹いただきます。焼きたては餡子がとても熱いのでやけどしないように注意してください。

 

手に取るとずっしりとした重みが感じられ、特筆すべきはその香り。生地の香ばしい香りに焼きの焦げ目の香りが混ざり合い食欲を刺激します。1口いただくとパリッと香ばしく、薄焼きなのにしっかりと甘みが伝わる生地がたまりません。

 

そして生地の中は頭からしっぽまでたっぷりの粒餡。少し塩気の効いた粒餡は生地の甘みと相まって最高の味わいを奏でてくれます。

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こちらのお店は、餡子も生地もお店の自家製で、北海道産の小豆を最もふっくらとする状態に炊きあげたものを前日に仕込み一晩寝かせることで甘みを際立たせるそうです。餡子は個別売りもなさっているのでご自宅でパンケーキや小倉トーストにするのも楽しみの1つとなります。

 

イートインスペースには、セルフですが、お茶も無料で頂ける嬉しいサービス。

 

『たい焼き』に限らずですが、お持ち帰りの場合は、あえて少し熱が取れるように持ち歩くのが良いでしょう。生地が湿気でダレず、温めなおしたときにパリッとします。

 

■「鯛焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに」

お店には小説家『安藤鶴夫』氏が記した句が残され社訓ともなっています。

彼はこのお店の『たい焼き』を評し、『たい焼きには尻尾まで餡が入っていたほうが美味しい』という趣旨の話を読売新聞に書いたところ、世にいう『たい焼き論争』を巻き起こしました。

 

文学者を巻き込んで白熱したこの論争は

 

〇元々尻尾は指でつまんで食べるためのもので、最後に捨ててしまうので餡は無いのが正式である

〇甘い餡を食べた最後の口直しの部分なので餡はいらない

●尻尾まで餡が入っていないとお客が損をした気分になる

●餡子をぎっしり入れることが他店との差別化である

 

などの議論を大人たちがまじめに繰り広げたのです。

 

また『たい焼きを食べるのは頭からか尻尾からか』という議論が巻き起こったのもこの時で、こちらは現代でも解決されそうにありません。

 

そんな歴史のあるこのお店の『たい焼き』ぜひ食べる前に見ていただきたいのが尻尾です。このお店独自の鋳型は、生地の尻尾部分に店名の『わかば』が刻印がされるようになっています。これがこのお店の『たい焼き』の証なのです。

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『たい焼き』の発祥は明治時代。今川焼から派生したと言われる『たい焼き』は、当初みな『天然もの』でした。

 

しかし、2kg以上ある重い型を手に持ち、生地を流し込み、餡子を詰め、また生地を流してから火にくべ、途中でひっくり返しながら焼き上げ、焼き終わったら持ち上げて型から抜くという作業は、とてつもなく重労働です。

 

それを複数、しかも長時間というのは相当な体力を必要とすることと、焼くのに手間も時間も掛かるため、次第に焼くのが楽で、しかも複数個が一度に焼ける鉄板型、いわゆる『養殖もの』が主流となりました。

今では『天然もの』の『たい焼き』を提供するお店は全国でも稀となっています。

 

そんな貴重な『天然もの』の『たい焼き』、並んでいる間にはぜひ職人の妙技を眺め、目と香りと舌でその魅力を味わってみてください。

 

【たいやき わかば  までのアクセス】

東京都新宿区若葉1-10 小沢ビル 1F

 

【駐車場】

無  

 

【電車の場合】

四ツ谷駅から徒歩約3分

 

【営業時間】

[月~金]

9:00~19:00

 

[土]

9:00~18:30

 

[祝]

9:00~18:00

 

※いずれも、材料が終了すると早じまい

 

【定休日】

日曜日


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