75376e735adc4585913fa2f449fad2f9_l

 

2枚の丸い生地にたっぷりの餡が包まれ、見た目は可愛らしい『まん丸』

そんな昔ながらの人気スィーツ『どら焼き』。数ある名店の中で、今回は東京の頂点と称される『東京三大どら焼き』の3店舗を紹介します。

 

それぞれの『どら焼き』の特徴は?その違いは?お店の混雑状況も踏まえながら1日で巡るコースを紹介。

 

個性と魅力あふれる『どら焼き』の世界!それでは至福の味を食べ比べてみましょう!

IMG_2286

 

まずは東京駅を出発        

青が目印。3・4番線のJR京浜東北線 大宮・浦和方面行きに乗ります。

『東京駅』から『東十条駅』までは普通電車で『21分』快速なら『17分』です

10時3分発→10時24分着

『東十条駅』の南口から出るので進行方向に向かって後方車両に乗ると近いです

『東十条駅』からお店までは2~3分です


『黒糖香る』ふわふわの生地       
草月(そうげつ)】

黒松 100円(2018年2月現在)

IMG_2341



『東十条』駅南口から左手へ。下り坂を下り切ると交差点のほとりにお店があります。

IMG_0233


 

包みを開けた瞬間に香ってくるのが『黒糖』の甘い香り。生地を取り出してみると、驚くほどに、ふんわりとフワッフワの柔らかい生地です。

IMG_2332



こちらのお店では生地に『はちみつ』『黒糖』を使用し、表面はまだらな焼き目を付けることで美しい豹柄を描き出しています。

IMG_2347
 


独特の美しい豹柄が目を引く『どら焼き』、このお店の看板商品『黒松』は第十五回全国菓子大博覧会で金賞を受賞

料理研究家であった岸朝子さんの著書『東京五つ星の手土産』で表紙を飾っている名品です。


詳しいレビューは・・・・・こちら 

【草月(そうげつ) までのアクセス】

東京都北区東十条2-15-16

 

【駐車場】

無  近隣に有料駐車場有

 

【電車の場合】

東十条駅南口から徒歩約2分

 

【営業時間】

9:00~19:00

 

【定休日】

火曜日

 

【公式HP】

http://www.sogetsu.co.jp/



8704a3bdaafec4fb5368ae79cbfc06ce_m


1.『どら焼き』の名前の由来    



打楽器の『銅鑼(どら)』を鍋代わりに用いて焼いたから、あるいは『銅鑼(どら)』のような形に焼いたから『どら焼き』と呼ばれたようです。


938567

 

『銅鑼』というと、日経新聞でおなじみの横山光輝氏の漫画『三国志』にて『ジャーンジャーン』と叩かれるのを思い浮かべる方も多いでしょう。

 

武器が名前の由来となった『きんつば』、楽器が名前の由来となった『どら焼き』。食べ物の名前の由来を探り、その歴史を感じながら頂くのも楽しいものです。



 

さあ次のお店に向かいます

『東十条駅』を出発し『御徒町駅』へ    

青が目印。1・2番線のJR京浜東北線『大船・磯子』方面行きに乗るよ。『東十条駅』から『御徒町駅』までは快速で『13分』

11時3分発→11時16分着

『御徒町駅』の北口もしくは南口1から出て上野広小路方向に向かい松坂屋を抜け交差点を左折、中央通りの上野三丁目交差点にお店があります

『御徒町駅』からお店までは約4分程

 

 

『焼きたて』の感動           

【うさぎや】

どら焼き 200円(2018年2月現在)

IMG_2317


風格のあるお店ながら暖簾の上に白いうさぎの乗った可愛らしさ。
店の前にはいつもたくさんのお客様が並んでいます。

InkedIMG_0235_LI



 

『うさぎや』のどら焼きの代名詞ともいえるのが『焼きたて』です。温かいうちに包まれますので、お腹とお時間に余裕があれば、ぜひ、すぐに食べてみてください。ホカホカの生地の中から、ぜんざいのように流動性を持った餡が現れ、得も言われぬ美味しさを味わえます。

IMG_2313

 

もちろん冷めてから頂いても、生地と餡子が馴染んだ格別の味わいです。ただし賞味期限は短く翌日までとなっており、お店の公式HPでもできれば当日中に食べてほしいとのこと。

IMG_2324

 

飴色にこんがり焼かれた生地の表面は絹のようになめらかで弾力のあるしっとりとした仕上がり。

 

口に含めると『はちみつ』の甘みと香りがふわりと広がります。ほんのりとした甘さの中に『小麦』と『卵』の風味も優しく混ざり合い多重な奥深さを作り出していきます。

詳しいレビューは・・・・・こちら 

 

【うさぎや までのアクセス】
東京都台東区上野1-10-10
 

【駐車場】

無  近隣に有料駐車場有

 

【電車の場合】

『御徒町』駅より徒歩約4分

地下鉄『湯島』駅『上野広小路』駅より徒歩約3分

 

【予約】

予約可

 

【営業時間】

9:00~18:00

 

※公式HPより

どらやきをお求めの場合、16時以降ご来店の際はご予約願います。

 

【定休日】

水曜日

 

【公式HP】

http://www.ueno-usagiya.jp/



2df890f4cbeee7f73517c6df9a673b92_l
 


2.『どら焼き』の起源   

『どら焼き』の起源には諸説があります。いずれの説も名前の由来は打楽器の『銅鑼(どら)』が関係しています。

 

ロマンのある説として有名なのは、武蔵坊弁慶が怪我の治療のお礼に『溶いた小麦』を『銅鑼』の上で焼いたと言う説です。

 

弥生時代の中期頃には食べられていた小麦ですが、『どら焼き』の原型に近づいてきたのは江戸時代の『助惣焼(すけそうやき)』やその原型の『麩の焼き』だと言われています。

 

現在の2枚重ねのどら焼きについては上野広小路の老舗『うさぎや』が元祖という説もありましたが『うさぎや』自身がこれを否定し、公の場や店舗、公式HPなどで元祖を名乗ることもないことからさらに混迷を極めます。

 

このように、古くから愛されたシンプルなお菓子だけに諸説ありますが、時系列に並べると概ね下記のようになります。

 

弥生時代中期 
『小麦のお粥』や『小麦の平焼き』

 

安土桃山時代 
『麩の焼き』

溶いた小麦粉を薄く焼いて味噌や砂糖を塗って巻物のように丸めた食べ物。『助惣焼(すけそうやき)』の原型

 

江戸時代 
『助惣焼(すけそうやき)』

溶いた小麦粉を薄く焼いて餡子を包んだもの。どら焼きやお好み焼きの元になった食べ物。

 

江戸時代中期 
『銀鍔』

京都にて円形の『銀鍔』誕生。後に江戸に伝わり、縁起がより良いという理由で『金鍔(きんつば)』に改名される。

 

江戸時代末期

1716年創業の『笹屋伊織』京都東寺の『銅鑼』の上で焼いた棹菓

 

明治初期  
『どら焼き』と『三笠山』

1850年創業『梅花亭』初代店主が発案


『どら焼き』
現在の『どら焼き』と異なり銅鑼の形を模した、1枚の丸いお菓子


『三笠山』
緑色のうぐいす餡を2枚の皮で挟んだお菓子。九代目市川団十郎が『奈良の三笠山の山焼きの姿』と評したことより『三笠山』と名づけられる。

 

明治中期 
『三笠山』

1900年長崎に『文明堂』、1909年奈良に『湖月』が創業して『三笠山』の販売を始める

 

大正初期 
『どら焼き』

1914年上野広小路に『うさぎや』が創業。1927年頃から現在と同じ形の『どら焼き』の販売を始める。

現在の2枚重ねの『どら焼き』が普及したのもこの時代からです。

 

『うさぎや』店主は、1927年頃からの発売時、すでに同じ形のものが東京で売られていたと発言していますが、文献によっては『1914年に東京上野黒門町のうさぎやで、編笠焼きが創作され、今日のどら焼きができる。網笠焼きより皮を厚くしたのが三笠山である』ともあります。

 

引用:『梅花亭』『文明堂』『うさぎや』『笹屋伊織』HP、『菓子 新・食品事典10』河野 友美 編、『たべもの起源事典 日本編』岡田 哲 著より

 



さあ最後は浅草へ

東京メトロ銀座線・浅草行きに。『上野広小路駅』から『浅草駅』までは快速で『7分』

『上野広小路駅』は先ほど降りた『御徒町駅』に戻る途中松坂屋前などに入り口があります。

11時51分発→11時58分着

『浅草駅』のA4もしくはA5から出て雷門通りに向かい雷門の斜め向かいにお店があります

『浅草駅』からお店までは1~2分程


 

その軽さはまるでシフォンケーキ    
【亀十(かめじゅう)】

『どら焼き あずき(黒あん)』

360円(2018年2月現在)

IMG_2360

観光客で賑わう通りの中で一際行列をなしているお店です。
土日など混雑時には行列整理のスタッフがおりますので指示に従いましょう。



InkedIMG_0237_LI


 

『亀十』の『どら焼き』の特徴はその大きさ。通常の『どら焼き』の1.5倍くらいの大きさがあります。餡は2種類あり、濃厚な粒餡の香り漂う『あずき(黒あん)』と上品で甘さ控えめな『白あん』が選べます。

IMG_2361


 

手に取るとずっしりとした重みが感じられ、特筆すべきはその柔らかさ。ふんわりフワフワの生地はカステラやホットケーキよりも柔らかく、まるで『シフォンケーキ』や『スフレ』のようで、甘い香りにカラメル状の焼きの焦げ目の香りが混ざり合い食欲を刺激します。

IMG_2355

 

1口いただくと手に取った以上の柔らかさ。そして生地の中はたっぷりの粒餡。粒餡は皮を感じさせない柔らかさながらも小豆の風味が強く感じられ生地の甘みと相まって最高の味わいを奏でてくれます。

 

こちらのお店は北海道十勝産の小豆を柔らかく炊き上げ、ふんわりの皮と合うように甘さを控えめに仕上げています。

また、手作業で皮を焼くことにもこだわります。表面の焼きムラは経験を積んだ熟練の職人にしか描き出せないものだそうです。この焼きムラが口の中で絶妙な香ばしさと食感を作り出しているのです。

詳しいレビューは・・・・・こちら 

 

【亀十 (かめじゅう)  までのアクセス】

東京都台東区雷門2-18-11

 

【駐車場】

無  近隣に有料駐車場有

 

【電車の場合】

都営浅草線『浅草町』駅より徒歩約3分

銀座線『浅草町』駅より徒歩約1分

 

【予約】

予約可

 

【営業時間】

10:00~20:30

 

【定休日】

不定休

 

【公式HP】

http://www.ueno-usagiya.jp/

 

店名

場所

商品名

価格

焼き方

賞味期限

草月

東十条

黒松

100円

両面焼き

3~5日

うさぎや

上野広小路

どら焼き

200円

片面焼き

2日

亀十

浅草

どら焼き

360円

両面焼き

3日

 

IMG_2276

 

生地の焼き加減は『もっちり』なものからシフォンケーキのように『ふわふわ』なものまで。『ハチミツ』や『黒糖』を加え風味を増すなど多種多様。

IMG_2301
         【東京三大どら焼き比較画像】
 

餡子も炊き方から寝かせ方、配合も水飴や精度の高い砂糖を混ぜるなどお店により全く異なる方法で作られています。

その世界は一口に『どら焼き』と言っても、まるで別の料理に思えるほど。
ぜひ、こだわりの逸品を食べ比べてみてください。




にほんブログ村 スイーツブログ 東京スイーツ食べ歩きへ
(クリックしてくださる際にはCtrlキーを押しながらすると非常に楽です。)